「自分で動画編集してみたい!」と思ったことがありませんか。
- 動画編集ソフトは複雑そうに見える
- 受講料が高額でハードルが高い
と迷う人がいます、でもそれは誤解です。動画編集は基本をおさえることで誰でもできるようになります。基本的な技術は高額な情報商材を買わなくても、無料の動画を見れば学べます。また、多くのソフトには無料の試用版もあるため、自分に合ったものを試すことが可能です。
この記事では動画編集の基本的な流れを解説します。
知っておきたい動画編集の流れ
スマホやAIサービスの進歩で、初心者でも動画が手軽に編集できるようになりました。動画編集は、子どもが初めて乗る自転車と同じ。基本的な技術をおさらいしたら、あとは数多く実践することが上達の近道です。
YouTubeに投稿しようと思って、iPhoneで動画を撮影しました。編集をラクに進める方法があれば教えてください。
動画編集はiPhoneなどのスマホでも可能です。お勧めしたいのは編集はPCなどでするのが楽です。理由は容量や回線費、作業のしやすさが格段に違うからです。できればPCで編集する癖をつけておいた方が有利です。
動画の投稿は撮影したら即完成というものではありません。思い通りの動画を作るには撮影からアップロードまで幾つかのステップを辿ります。スタートラインから遠くのゴールを見ると、力の配分ができます。あらかじめ流れを頭に入れておきましょう。
1. 動画ファイルの取り込み
撮影した動画をパソコンに取り込み、編集ソフトに読み込む作業です。多くの編集ソフトでは、ドラッグ&ドロップで簡単にファイルを取り込めます。
この際、フォルダ構造を整理しておくと後々の作業が楽になります。なぜかというと、上手に編集するコツは整理整頓だからです。
必要な素材は一箇所にまとめて保存するのが鉄則。素材は絞り込んで容量を減らした上でフォルダごとに分類して整理しておきましょう。
初心者がつまづきがちなポイント:
• ファイル形式:ソフトが対応していないファイル形式だと取り込みができないため、変換ツールを使う必要があることも。
• ファイルの整理:複数の動画ファイルがある場合、フォルダごとに整理しないと、後でどれがどのファイルか分からなくなることがあります。
• データの消失:取り込み時にファイルを削除してしまうことがあるので、必ずバックアップを取ってから作業を進めることが大事です。
2.シナリオ
数カットのシンプルな編集のうちは気にすることはありませんが、ゆくゆく長尺の動画編集を目指す際避けて通れないのが「構成」です。
構成とは物語の流れのこと。流れがシナリオのように固まっていると編集はしやすくなります。目指す作品のイメージを固め、誰に向かって何を伝えるのかを意識し、そのためには何が必要かを時間軸に落とし込んで書き出しましょう。初心者には、シンプルなシナリオを作ることがオススメです。シンプルなストーリーラインは編集しやすく、視聴者にも伝わりやすいです。
3. 不要な部分のカット
次に、不要なシーンや冗長な部分をカットします。タイムラインに動画を配置し、不要な部分を選択して削除することで、動画全体の流れがスムーズになります。
初心者がつまづきがちなポイント:
• カットのタイミング:1フレームの違いでも印象が変わるため、拡大して正確にカットすることが大切です。
• 余分な素材の削除:不要な素材をタイムラインに残したままにしてしまい、最終的に完成動画に含まれてしまうことがあります。
• オーバーカット:カットしすぎて、必要なシーンや文脈が失われる場合があるので、シナリオに沿って慎重に判断しましょう。
4. 特殊効果(トランジション)
シーンの切り替えをスムーズにするために、トランジションを使います。トランジションはフェードイン・フェードアウトやクロスディゾルブなど、簡単に適用できるものが多く、視聴者に滑らかな印象を与えます。
初心者がつまづきがちなポイント:
• トランジションの過剰使用:多用しすぎると、視聴者が混乱してしまうことがあるため、使いすぎには注意しましょう。
• トランジションの長さ:長すぎるとテンポが悪くなるため、短めに設定するのが基本です。
• 場面に合った効果の選択:シーンに適したトランジションを選ばないと、動画のトーンが不自然に感じられる場合があります。
5. BGM(バックグラウンドミュージック)
動画に雰囲気を加えるために、BGMを挿入します。BGMの選び方や音量調整は、動画全体の印象を大きく左右します。
初心者がつまづきがちなポイント:
• 著作権:BGMに関して、無料で使える素材やライセンスが必要な素材があるため、適切なものを使用することが重要です。
• 音量の調整不足:BGMが大きすぎると、ナレーションや対話が聞こえなくなるので、音声のバランスをしっかり調整しましょう。
• BGMの切り替え:シーンごとにBGMを変える際、曲の切り替えが唐突にならないよう、自然な繋がりを意識しましょう。
6. タイトル・テロップ
動画にタイトルやテロップを挿入して、情報を強調します。フォントや色、配置を工夫することで、視覚的に魅力的な動画を作成することが可能です。
初心者がつまづきがちなポイント:
• フォントの選び方:凝ったデザインのフォントを使いすぎると読みづらくなるので、視認性の高いものを選びましょう。
• テロップの配置:画面の端に寄せすぎたり、被写体に被せたりすると見づらくなるため、適切な位置を考慮しましょう。
• 色のバランス:背景とのコントラストが弱いと、文字が読みにくくなるので、しっかりと色を選ぶことが重要です。
7. 書き出し
編集が完了したら、動画を適切な形式で書き出します。YouTubeやSNSで使用する場合、ファイル形式や解像度、フレームレートなどを正しく設定することが大事です。
初心者がつまづきがちなポイント:
• ファイル形式の選択:誤った形式で書き出してしまい、画質が悪くなったり、再生できないことがあります。
• 解像度の設定ミス:プロジェクトの解像度と一致しない書き出し設定を選ぶと、画質が低下することがあります。
• ファイルサイズの大きさ:高画質で書き出しすぎてファイルサイズが大きくなり、アップロードや保存が難しくなることがあります。
まとめ
動画編集の流れを理解することで、初心者でも効率よく作業を進められるようになります。各ステップごとのポイントを意識し、つまづきがちな部分を克服すれば、魅力的な動画を作成するスキルが身につきます。